出張講座
介護支援者のためのカスタマ―ハラスメント研修
~対応スキルとこころの護身術~
【ご報告】
川口市の地域包括支援センター(4包括合同)のみなさんに向けて研修セミナーを開催させていただきました。
介護支援に携わるみなさん(ケアマネさん、看護師さん、精神保健福祉士さんなど)のカスタマ―(顧客)は、利用者さんとそのご家族です。
利用者さんやそのご家族から受けるハラスメントがカスタマーハラスメントとなります。
研修ではクレームとのちがい、受けたときの対応の仕方などをロールプレイング方式で実践してみました。チームで動く必要性、チーム内でセカンドハラスメント(二次的被害・被害者が相談したのにそこでさらにハラスメントを受けた)が起こらないようにする工夫などお伝えしました。
今回、一般的なハラスメント対策研修とのちがいは、介護支援者さんが「カスハラの格好の標的」ターゲットにならないためにどうしたらいいか、というところに重点を置きました。ご自身を守っていただくためです。
それは、まず自分を知るところからで、出来事に対する反応など、ご自身がどんな反応をしてどんな気持ちになるのか?をチェックリストに回答していただきながら自己分析していただきました。
行為者(ハラスメントする人)は自分の中にある課題と向き合えてなく、不満を弱い立場の人へぶつけます。ぶつけやすい人を常に探していると言っても過言ではありません。それが行為者の心理なのです。
ですから、被害者にならないために、まず自分(性格・人格・捉え方など)を知って自分がターゲットになりやすいかどうかを確認していただきます。
その上で、もし受けやすいタイプであるなら自分に合った対策を取っていく必要があります。個別の相談も活用していただきながらご自身を大切に守っていかれることをおすすめしました。
最後に私から介護支援者さんへの感謝の気持ちを述べました。
ありがとうございました。