協会について

対人コミュニケーションサポート協会のビジョン

人は、誰の子でもどこに生まれてもどこで育っても、互いに「人としての尊厳を認められ尊重されるもの」です。

いま、多様性が求められている社会で、まだまだ多数少数による差別や偏見、優劣による差別や偏見、収入格差、権力の強弱による不公平感、不平等感、理不尽な思いに満ち溢れています。本来であれば誰の子でもどこに生まれても公平に平等に人権は守られ生きていける社会、生きやすい社会であるはずです。生まれながらにして不公平な立場を唯一是正できるのは国の役目であり責任です。しかし、まだまだ公平な社会とは言えません。国民の私たちひとり一人から意識を変えて、自分も他者も大切にできる考え方、奪い取ることから分け合う考え方を広めていきたいと思います。人の尊厳を守る、この普遍的な原則が守られる社会でありたいと願うことが当協会のビジョン(理想像)です。

対人コミュニケーションサポート協会のミッション

“社会の平和と安心は、家庭・家族の平和と安心から生まれ、社会の中のあらゆる組織へと広がっていく!”

当協会は、すべての人々が、平和にこころ穏やかに安心して暮らせる、偏見や差別のない「誰もが生きやすい社会づくり」「誰も加害者にも被害者にもしないさせない社会づくり」に貢献することを目的(使命)として発足しました! 

その方法として、2つのルート(プロジェクト)プラス「もう1つのルート」があります。

.企業(企業・団体)向けには、「対人問題予防・解決プロジェクト」として、組織内に「対人コミュニケーションサポーター」を設置することを目的としています。

.家庭向けには、家族の学校「家族なかよしプロジェクト」を開講いたします。

1.企業・役所・学校などの法人へ

対人問題予防・解決プロジェクトでは、学校や家庭で教えてもらっていない「人とのかかわり方」の考え方とスキルを基礎からお伝えさせていただきます。うわべのスキルだけではないところが特徴です。2020年6月、厚労省から大企業へ職場のハラスメント対策が義務化されました。2022年4月1日からは中小企業主も義務化されます。誰もハラスメントの行為者(加害者)にも被害者にも、しないさせない運動として当法人の「良い対人コミュニケーション」のためのサポートをご活用ください。

当協会の特徴

決して行為者を責めるのではなく、人と事を分けて考えます。その「人」が悪いのではなく「行為」そのものを修正していただきます。行為者に対しても善意に受け取り「知らなかったゆえの行為」として知ったときからトレーニングを重ねていただき行為者の方にも今まで以上に生きやすい社会生活を送っていただけるようになります。

基本となる考え方は主にアルフレッド・アドラーの心理学、スキルは平木典子先生のアサーション、アサーティブ・コミュニケーションです。

.家族へ

家族なかよしプロジェクトでは、とても大切なことなのに、学校でも家でも教えてもらえなかったこと、誰もが知りたかったこと、早ければ早いほど良いことをお伝えさせていただきます。夫婦の不仲、争い、親子の争い、分かり合えない苦しみ、つらさ、どうにもならないもどかしさ、それらを起きてからではなく、起きる前に未然に防ぐためのプロジェクトです。起きてしまった場合は「家族こころ相談室Fairy」でお引き受けいたします。

家庭内の問題が社会全体にも影響を与え、数々の社会問題にまで発展します。起きてからではなく、起きる前に、あるいは起こりそうな場合に、事前に知識を知る→学ぶ→得る→自分のものにする(理論的には理解していても日常で習慣になっていないため)→社会で活用する→社会全体に広げ、平和で安心できる社会づくりを目的としています。

もう1つのルート

コミュニケーションサポーターの輪を広げる。対人関係、人間関係に興味や関心のある方、組織・団体・企業の中で人事・総務担当している方、人とのかかわりが多い方、部下がいらっしゃる方、経営者の方で「自分にも相手にも良いかかわりの考え方」と「スキル」を学びたいという方、年齢も学歴も不問で、受講いただけましたらどなたにもサポーターになっていただけます。みんなで一緒に良い社会をつくっていきましょう。あなたはその担い手です!

 

設立への想い

問題の解決から予防へ

2005年に現在の「家族こころ相談室 Fairy」を開業以来、多くのご家族のお悩みをお聴きしてまいりました。また同時に2010年から現在まで企業内の相談室を担当させていただいております。

家族相談では、夫婦の気持ちのすれ違い、わかり合いたいのにわかり合えない気持ち、愛が憎しみに変わっていく。

『愛し合って夫婦になったのに、なぜこんなことになってしまったのか?こんなにつらく苦しい日々が待っていたなんて想像もしなかった。二人で家族をつくり、親子になって楽しい毎日を送れると思っていたのに、ささやかな幸せを望んでいただけなのに、なぜ、どうしてこんなことになってしまったのか。』

結婚ってなんですか? 夫婦ってなんですか? 親子ってなんですか? 人生ってなに? いただいたご質問に一つひとつ真摯に向き合い、丁寧にお応えさせていただきました。そんな中でご相談者様のこのような声を聞きました。

『そうだったのですね、もっと早く知りたかった。最初に知っていたらこんなことにならなかったかもしれない。なにも知らずに結婚してしまいました。』

その声に応えるべく、学校でも家でも教えてもらえない「家族のあり方」「家族のかかわり方」を一人でも多くの方に、できれば結婚前に、あるいは結婚後まもなくに、お伝えしようと始めました。2016年9月に設立。

社会が平和だから家族が平和なのではなく、家族を平和にすることで社会が平和になります!

あらゆる組織のいちばん小さい単位は家族です。家族の中の小さい単位は夫婦です。その夫婦が親子が家族が危ない! 家族の危機が迫っています。家族間の平和と安心が脅かされると、どうなるか? その波紋は学校・職場・社会全体に少なからず影響を及ぼします。

たとえば、学校での「いじめ」職場での「いじめやハラスメント」の要因のひとつに、加害者側の日常の不満があります。自分の承認欲求が満たされていなかった、身近な人から理不尽な非難や批判、否定されていた。などの体験から「いじめ」「攻撃」反社会的行動に出てしまうことがあります。だからといって決して家庭・家族のせいではありません。そこだけに責任を押しつけてはいけません。背景には「国の教育政策の課題」があります。第二次世界大戦後の日本は、諸外国への遅れを取り戻そうと必死になりました。しかし、その教育方針は、成果重視主義・合理主義・過度の競争社会をつくり、「人間としての一番大切なもの、大切なこと」の教育を置き去りにしてしまったように私は思います。国の経済成長をいちばんに優先した結果でしょう。

そこに家庭では、昔からの日本の「家制度」の感覚がまだまだ根深く残っていたことが影響しました。家庭でも、家族それぞれの個体差を認めず、まるで正解は一つのような家長の強引な支配的振る舞いで、それに怯えた妻や子どもたちは、主体的で自主的な自由な選択の道を自ら塞いでしまったように思います。

その結果、近年では予想もつかないほどの恐ろしい奇妙な犯罪(拡大自殺など)を起こすような社会(格差社会)をつくり、人間のこころを歪めてしまったように思います。

家制度の廃止とともに、「子どもは社会の子」であり未来の社会を創造する大切な人たちとなりました。社会全体で家庭・家族を育て守っていく必要があります。家庭・家族の課題は、個人の課題ではなく、社会全体の課題と言えるでしょう。

また、企業内相談では、上司によるパワーハラスメント、モラルハラスメント、同僚同士の揉め事、いじめ、嫌がらせ、嫉妬、妬み、恨み、人間同士の感情のもつれ、そういったものをたくさん見てまいりました。それらは業務にも悪影響を及ぼし、会社の評判を落とし、業績を下げる要因にもなっていました。このような実状を看過できないと思い、なんとか未然に防ぎたいものだと考えるようになり、プロジェクトを企画しました。

当協会は、どのような形で貢献するのか?

当協会は、1.企業内の人間関係を良好にして社員様にも経営者様にもメリットのある職場環境づくりに貢献します。

同時に、2.人生の基礎学習として「結婚」「夫婦」のあり方とコミュニケーションに貢献します。それは人間の基礎だからです。子どもにとっては人格形成の基盤だからです。

赤ちゃんが幼児期、学童期、思春期、青年期、壮年期と人生を進めていく上で避けられない他者との人間関係を安心できるものにしていくためにコミュニケーションというツールを用いて貢献してまいります。

 

人を生み、人を育て、人を社会に送り出す存在である夫婦、家族、学校。この家族間のコミュニケーションのあり方(考え方)とかかわりのスキルを広くお伝えさせていただくことを通じて、人類全体の平和と幸福(社会全体を誰もが生きやすい社会にする)につながることを目的に、多くの人と講座を通して共に深く考え、検討していくことをもって、貢献させていただきます。

各講座では、考え方を理論的に学んでいただくのと同時に実践的体験として、ロールプレイング(役割演技)を導入しております。相手の立場を役割演技することで、とてもよく実感できます。そうしてお互いの立場を入れ替えてセリフを伝えてみるとお互いに相手をいたわるやさしい気持ちになれます。勇気を出して試してみましょう。

 

 

 

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