コラム№18
職場調査「人間関係・雰囲気が悪い」への不満 トップ
職場の不満ランキング500人調査(株式会社ビズヒッツによるもの)
人間の社会は、人と人とで構成されています。そこでは人間関係の悩みは尽きないものです。上記のような結果が出るのは当然ですね。
社内で仕事中の対人摩擦、トラブルによる感情(イライラ・モヤモヤ・クヨクヨ)は帰宅してからも家族にあたってしまうこともあります。そうでないことがが良いのですが、じょうずに気持ちを切り替えたり処理できないと家に持ち帰ってしまいます。家族にあたっていないつもりでも、不機嫌なだけで家族は心配したり気を遣ったりして、影響されてしまいます。
そこから家族の人間関係まで悪化してしまうケースは後を絶ちません。
防ぐには、自分を知る、相手を知る、ちがいを理解する、受け止める、解釈や捉え方を相手にも自分にも良いものに変換していくこと。ここまでが必要です。
1.自分を知る
生まれ持つ気質は? 人に対して敏感?鈍感? 人に何か言われただけで落ち込みますか?『自分はダメだ』と自己否定しますか?出来事やものごとをネガティブに受け止めますか?
たとえば、あなたが会社で新しいプロジェクトを任されたとして、『よし!がんばるぞ』と思えるか、『なんで、めんどうくさい』と思えるか?なのです。もちろん内容にもよりますし、それまでの会社との関係によるところはあります。しかし、新しいことへのアクセルかブレーキか、どちらがかかりやすいか?これは気質と関係があるそうです。
米国ワシントン大学セントルイスのロバート・クロニンジャー博士の研究によると、ものごとにアクセルがかかりやすいかブレーキがかかりやすいか?人情家かあるいは一つのことに固執しがちか、それは気質と関連しているそうです。
日本人はブレーキがかかりやすい心配性の気質が多いと言われていますが、中でも5人に1人いるHSPの場合、対人関係が困難になるようです。
2.捉え方をポジティブに切り替える
心配や不安にスイッチが入りやすい人は、それも含めて自分なんだと自分自身を肯定しましょう。『こんな自分はダメだ』はやめましょう。
スイッチが入っても一旦受け止めてから切り替えましょう。気分に意識をもっていって自分に言ってあげます。『気分はどう?いい?よくない?』当然答えは『よくない』ですよね。そうしたら、『このままでは自分によくないよね。だったら捉え方を見直そう!何回でもいい、繰り返し見直そう!』と言います。
『新しい取り組みは確かに面倒だし疲れると思ってしまったんだよね。今まではそうだったかもしれない。気持ちって「もちよう」だから、あえてとりあえず何も考えずにやってみようって思ってみない?思い方の練習は必要だけど何回やったっていいじゃない。とりあえずの練習をやってだんだん慣れていけばいいよ』こんなふうに自分に言ってあげましょう。
3.それでも苦しくなるようなら
それはさらに繊細なこころを持っている可能性が高いので、そういうケースは無理しないで自分に合った環境(ひとりでできる仕事など)でできる仕事を選びましょう。
4.周りの人は
周囲の理解がだいじです。周囲の人で比較的ドンカンさんは繊細の人の気持ちがまったくわからないケースがあります。ドンカンさんたちの協力はとても助かります。自分とちがう気質でも「わかりたい、わかろうとする」ことがだいじです。精神世界に少し興味関心をもっていただけましたら幸いです。
5.社会とは
みんなでつくりあげる社会です。ドンカンさんもビンカンさんも中間さんもみんな必要、なくてはならない人です。ドンカンさんのアクセルを突破し過ぎないようにブレーキかけてあげることができるのはビンカンさんです。
どちらも大切な人たちです。
お互いのちがいをよく知って(わかろう、わかろうとして)認め合い助け合っていきましょう!
そして不満を改善に替えていきましょう。