№20 ゴールデンウィーク
「休日になるとケンカする」をやめる!
近年共働きの夫婦は増えていて1200万世帯を超えて全体の68.8%にもなっています。図参照 妻も夫も忙しい毎日を追われ時間にゆとりのない生活はこころにも余裕を失いやすい状況にあります。
平日は夫婦の帰宅時間も異なり就寝までの短時間で家事育児をこなすため、夫婦でゆっくり話をする暇もなく、その分、平日はケンカする余裕もないくらいで淡々と過ぎていくわけです。
しかし、休日くらいは一緒に居たい、行動したい、外でリフレッシュしたいと思う気持ちもあり、どちらかが計画を立てるわけですが、もう片方は『平日いっぱいいっぱいで心身ともに疲れているんだから休みくらい家でゆっくりさせてよ』と思っているかもしれません。
ここです。気持ちのすれ違いは「ストレス解消法」のちがいだったりすることがあります!
男女性差、体力のちがい、気力のちがい、ものごとの捉え方のちがい、もろもろ価値観・考え方のちがい、そうした「ちがい」からケンカになることがあります。
予防するにはふだんから
どのようにコミュニケーションをとればいいのか?わからない人が多いようです。それは学校にコミュニケーションのカリキュラムがないことと学年を超えた外遊びがなくなったことなどが要因のようです。近頃の学校ではディスカッションの時間を設けたりして早くから個人差を知る・聴く・理解するをトレーニングしているところもあるそうです。20年以上前はなかったですね。
多くの成人(30代~90代)は知らないしトレーニングもしていません。ある程度距離のある人とはうまくやっていても、結婚して家族になったとたん自我丸出しになり相手を許容できなくなるケースがよく見られます。
それは「他者と自分とのちがい」を認められないことから起こります。自分の反応や感覚・尺度で相手を測ります。自分基準になり自分とちがうと『それって変だよ!ふつうはこうでしょ。あなたがおかしいよ』こんな言葉で相手を傷つけてしまいます。
傷つけているとは思わずに傷つけてしまうのです。
やっぱりコミュニケーション
なので、防ぐには「ちがいを知る、聴く、受け止める、理解しようと努力する」ことが必要です。ちがってもいいんだよ、と自分に言い聞かせましょう。
そして
①気持ちを伝える・・・自分の素直な気持ちを言葉で表現しましょう。『こう思った』伝えましょう。
②考えを伝える・・・気持ちのわけ(考え)を誠実に伝えましょう。『それはね、こう考えたからなんだ』
③ありがとう感謝の気持ちを伝える・・・意見がちがっても『言ってくれてありがとう 教えてもらわなきゃわからなかったよ』と感謝の気持ちを伝えましょう。
ケンカしてしまったら?
それでもケンカしてしまったら、お互いの意地を張ってしまったことに対して謝りましょう。強がってしまったこと、偉そうにしたこと、プライドが勝ってしまったこと、相手を見下したこと、そういう気持ちがケンカを拗らせます。家族やパートナーは敵ではありません!ワンチーム、仲間です。
素直に謝ってお互いのちがいを理解し合いましょう。謝ることは負けではありません。譲れることは従ったわけではありません。そこがごちゃごちゃになっているケースがあります。分けて考えましょう。
「人」と「事」も分けてください。その人を否定するのではなく、その考えや習慣が受け入れ難いものであれば「事」の部分を受け入れ難いと伝えましょう。そうすれば人を憎むこともなくなります。
いかがですか?
よい関係つくってくださいね。
#ゴールデンウィーク
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